Mariage Chaire

● エンゲージリングはなぜ左手の薬指にはめるの?
指輪の始まりは古代エジプトで、当時は魔除けのお守りだった。 婚約指輪という習慣は一世紀、古代ローマ人が婚約者の女性に鉄製の指輪を贈ったのが始まり。 そして、左手の薬指にはめるのは「この指1本だけに、心臓に直結する愛の動脈が通ってる」という 古代ギリシアの信仰が、現在受け継がれているもの。 また、他の指ほど左手の薬指は使われることがないので、宝石や貴金属を傷めないという理由もある。
● バージンロードの意味を教えて
バージンロードとは教会の祭壇に向かう通路の略のことで、昔はバージンロードという名称はなかった。 ところが、結婚式が儀式としておこなわれるようになり、ウェディングドレスを花嫁がまとうようになった 中世ヨーロッパの頃から、この名で呼ばれるようになったと言われている。 バージン=処女。つまり、これから結婚する花嫁は処女であるべきものと考えられていたから、花嫁が 祭壇に向かう通路をこう呼ぶようになった。

● ジューンブライドって言葉は?

西洋には婚姻の守護神であるジュノーの名がついた6月に結婚すると幸せになるという 言い伝えがあることから、この言葉が定着したよう。また、西洋の6月は日本とは違い 好天が続く月というのも理由のひとつ。
● ウェディングドレスの白の由来は?
ウェディングドレスは”白”というイメージが定着したのは19世紀後半。 1840年、大栄帝国のヴぃクリア女王のシルクサテンとレースの白いウェディングドレスと ヴェールが、正統の花嫁衣装のシンボルとなりました。 ヴィクトリア朝には女性の処女性を極端に理想化する傾向があったため 純潔で無垢なイメー ジを象徴する白いドレスを、 女王をはじめとする王室の花嫁や アッパークラスの花嫁たちが好 んで着ました。 ミドルクラスの女性たちにとって 白いウエディングドレスは憧れとステイタス シンボルだったのです。 当時最も豊かな国であった英国で、現代と同じように、様々な雑誌 やエチケットブックが 上流階級の結婚式や礼法を一般に広めていきました。また、ウェディング着用の際は下着、ストッキングなど一切を白にすることが本来の意味です。
● 花嫁のベールについて
ウェディングドレス姿には欠かせない 花嫁のベール... 式の最中はその顔を覆って、神秘的な 雰囲気を醸し出すベールも、 誓いのキ スをきっかけに 新郎の手で顔の前から 取り払われます。
この行為の意味は「2人の間の垣根 をなくす」事だそう。 これから夫婦として新しい人生を生きていこうとしている二 人の間には、何のかくしごとも そして 距離もない−そんな意味が込められて いるのでしょうね。
ちなみに“誓いのキス”は、なにも唇にす るとは決まっていないんですよ〜
● トレーンとティアラ
封建時代に庶民に許されなかったものに、後ろに長くトレーンを引くこと、頭にクラウンやティアラを飾ることの2つがありました。このため、衣装に階級制約がなくなった時、庶民は一生に一度の結婚式にプリンス・プリンセスのようなロイヤルスタイルを望んだといわれています。
● 手袋
手袋にも意味があるの?とお思いの方も多いと思いますが、実はあるのです。キリスト教による結婚式では手を白い布で覆うこと、すなわち白い手袋をはめることが義務づけられています。袖のないドレスの際には式でアームロングの手袋をはめて腕を覆い隠すほうがベターですが、指輪の交換の時にはずしたり、はめたりするのが大変...?男性は手袋を持つだけではめません。
● シューズ
昼間のフォーマルなウェディングドレスでは靴はパンプスで白いサテンがドレスと共生地で作られたものがもっとも格調高いものとされていますが、最近では皮製でもフォーマルとして使われます。夜間のイブニングタイプのウェディングドレスではハイヒールのサンダルタイプでも大丈夫。金・銀の靴は原則として夜用です。
● ライスシャワーについて
挙式の最後に、新郎新婦 へ祝福の意味をこめて行 われるライスシャワー。 ヨーロッパからやってきた この風習の意味は「子孫 繁栄を願う」ということだそ う。 “お米が豊かに実るよう に、子孫に恵まれますよう に...”ということで始ま った風習らしいですが 近頃では、見た目にも美 しいフラワーシャワーの方 が人気のようで す。 「子孫繁栄」といえばもうひとつ! 近頃はキャンドルサービスの代わりにドラジェサービスを希望するカップルも多いようですが (ドラジェとは、アー モンドをチョコレートでコーティングしたもので、パステルカラーが美しいお菓子です) このドラジェも、実はライスシャワーと同じ意味があるというのです。 やはりその実を豊かに実らせるところからきているのでしょうか...
● ウェディングケーキの由来

欧米の花嫁が自分で作ったケーキをナイフで切り分けて列席者に配るという習慣からきたものです。



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